South Sulawesi その1

さて、5月に行ったスラウェシのことをやっと書きます・・・。

ずっとアリダマ探しに行きたいと言っていたけど、やっぱりこういうのはノリと勢いですね(ただし彼女には怒られる)
年明けぐらいから友人と計画して・・・
何もかも初めてで不安だったけど、結果的にはうまいこといったんじゃないかな。一人じゃ無理だったと思うので、一緒に行ってくれた友人と不衛生な環境にも関わらずついてきてくれた彼女には感謝しかないです。


スラウェシには当初レカノ目的で計画したけど、そういえば変わったアリダマがある事に気付き、あわよくば両方というなんとも無謀なプランに。
スラウェシはレカノの宝庫。確認されている14種のうち8種が分布していて、その中の6種がスラウェシ島固有種。
何故ここまで多くの種類が分布しているのかは謎らしいです。スラウェシ島自体がかなり特異な島なのでまだ他にも発見されていないレカノがあるかもしれませんよね・・・!
ちなみにアリダマは分かっているのは3種・・・種というかよくわからないので3タイプって呼ぶべきかな。


まぁそんなこんなでこういうの書いてると長くなってしまいそうなので写真をあげていきます。

空港から車で6時間ほど移動してホテル到着。
イメージ 2
スラウェシのヒキガエル

近辺で唯一あるホテルらしく、ホテルなんか無いもっと酷いところを想像していたので自分的には結構綺麗でよかったです(自分的にはね)
外人がよほど珍しいらしく、夜には近所の子供たちが20人ぐらい集まって写真大会。楽しかったなぁ。みんなスマホや携帯を持っていて驚いた。


採集初日。
あるレカノが分布している山へ、通常の登山ルートではない道で行くという無謀な計画を立てた結果、恐ろしい悪路を今にも壊れそうな古いジープで登っていくことに・・・
イメージ 1
ドアがない・・・。これですぐ傍が断崖絶壁のぬかるんだ細い道を登っていくわけです。もう何度(お願い歩くから・・・もう頑張らないで・・・)と思ったことか。

まずセラジ発見
イメージ 3
Selaginella sp.
未採集。採っておけばよかったなぁ・・・。アリダマレカノのことばかり考えていたのでこういうミスが超多い・・・

イメージ 4
車走らせてたらすごい綺麗な草発見!って!これ!よく園芸店とかで格安で売ってるアレ!!そう・・・ヒポエステスでしたね()
ちょこちょこ生えてたけど自生しているのか・・・?

イメージ 5
イメージ 6
Dipteris sp.
ヤブレガサ。高めのとこ来たなーって感じですね。
カッコいい・・・育てられるようになりたい・・・

麓から車つかって途中で降りてここまで結構登ったんですが・・・
まぁ乾いた土地だこと・・・。何もない・・・。
あとから聞いたらここは岩だらけの村とかって意味の地名らしいです・・・。そらなんもないわ笑(現場は笑えない)

とりあえずいけるとこまで行ってみると遠くの方に雲がかかった雲霧林帯が見えてきました。が、あそこまで行ったら戻るころには真っ暗に。
さすがに断念しました。そこで見つけたホヤがこちら。
イメージ 7
イメージ 8
Hoya incurvula

本当に何もなかったから嬉しかった・・・。高くて採れなかったけど、それを見かけた通りすがりの子供がいとも簡単によじ登って採ってくれました。何も言わずお金をパッと取っていく様はクールでした。
めちゃんこ蟻がいて完全に巣になってましたけど、こういうのはアリ植物とは呼べないですね。絡み合った根や葉に巣を作る、準アリ植物って感じです。結構色々なところに見られました。


イメージ 9
小雨降る中、道中の民家の屋根下で昼食。
がっつく猫。

登りの時に見つけた植物を採集しながら下山
イメージ 10Dischidia sp.

花が咲いてなかったしよく分からないけどplatyphyllaとかimbricataとかその辺(ちゃんと調べてない)。
黒い線は光が強いと出ますね。出てないタイプも採って栽培してるけどやっぱり出てこない・・・。何なのだろう。
自生してる写真撮れてなかったな・・・。誰か撮ってなかったか・・・

イメージ 11
黄色い巻貝。
こういうのには病原菌が色々いたりするらしいから素手で触るのやめようね!

イメージ 12
シダを撮る逞しい女性です。
このSelaginellaかっこよくないです?!
今また脇芽からつくってますがなかなかこうはならないだろうなぁ・・・。
暗かったので写真無し・・・

あとはでかいからいらないって言ったのに現地の人が勝手にとってきたドリナリアのクエルキとか積んで下山。
本当になにもなかった・・・。もう二度と行く事はないだろう・・・。

これにて一日目終了。
どうですか?めちゃくちゃ期待外れでしょう・・・??
でも安心してください!2日目からは奇跡的な出会いとともに怒涛の巻き返しが!

続く(雲霧林と化す山)
イメージ 13